循環器科
狭心症 (きょうしんしょう)
心臓に栄養を送る血管の閉塞
心臓を取り巻く血管(冠動脈)が詰まってはいないけれど、動脈硬化によって狭くなり血流が悪くなっている状態を狭心症と言います。
狭心症は、運動などで心臓に負担がかかる時だけに一時的に症状の出る労作性狭心症と、新鮮な血栓が血管に詰まりかけて、心筋梗塞の一歩手前の状態である不安定狭心症、安静時に冠動脈の一時的な痙攣によって起こる異型狭心症があります。
症状として一般的には、胸の痛みや圧迫感を感じると言われますが、時に息苦しさや動悸として感じることもあります。
血液検査や安静での心電図検査、踏み台昇降運動をして行う負荷心電図を行い診断されます。
また、冠動脈CTや冠動脈造影検査でさらに詳しく検査し、治療方針が決まります。
動脈硬化の予防が重要であり、塩分・糖分の取りすぎや喫煙習慣、お酒の飲みすぎや暴飲暴食、運動不足などの生活習慣を改善することが予防になります。