現在、HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの公費接種で可能な種類は、ガーダシル、サーバリックスの2種類があります。
対象の年齢は小学6年生から高校1年生相当の女子
(12歳になる年度の初日から16歳になる年度の末日まで)となっています。
今までは、厚生労働省から積極的な接種の勧奨を差し控えるよう勧告があったため、予診票の送付は行っておりません。
と市のホームページに掲載されていました。
見合わせている間に対象年齢が過ぎてしまった方もみえると思います。
HPVはおよそ200種類くらいあり、その中で子宮頸がんを発症するのが13種類くらいと言われています。
その中で特に危険と考えられている型がワクチンでカバーできます。
よくわからないうちに公費での接種対象から外れてしまって、でも予防できる病気なら接種をと考えている方もみえるでしょう。
今回、当院でガーダシル、サーバリックスのほかにもう1種類接種できるワクチンが増えました。
公費負担では無いため自費になりますが。
シルガード9
ガーダシルの4価に5価追加された9価の予防接種です。
子宮頸がんの発症を90%予防すると考えられています。
接種は取り寄せ、登録が必要になるため事前の日にち予約が必要です。
(ガーダシル、サーバリックスからの途中からの変更はできません。)
3種類とも接種は3回です。
ガーダシル(4価):1.初回接種 2.初回接種から2か月後 3.初回接種から6か月後
HPV16、18型とともに、尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11型
サーバリックス(2価):1.初回接種 2.初回接種から1か月後 3.初回接種から6か月後
HPV16、18型
シルガード9(9価):1.初回接種 2.初回接種から2か月後 3.初回接種から6か月後
HPV 6/11/16/18/31/33/45/52/58型
ワクチンで予防できる病気です。