こうさか日記

正常バイアス

梅雨の後半は災害級の大雨になることが多い時期です。
この時期 正常バイアスという言葉を よく聞きます。
これは人間が予期しない事態に対峙したとき、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き(メカニズム)を指します。
一刻も早くその場を立ち去らなければならない非常事態であるにもかかわらず、“脳”の防御作用(=正常性バイアス)によってその認識が妨げられ、結果、生命の危険にさらされる状況を招きかねないのです。
都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と過小評価すことなく、本当に危険なのか、何をしたらいいかを見極める判断力を養っておきましょう。
自分の住んでいる場所で、何十年も何もなかったという常識はもう通用しないと考え、日頃からハザードマップを見て、ひとごとと見過ごさずわがことと捉えて心構えをしておくことが 大切ですね。

新型コロナウイルスの感染者が 首都圏でまた増えてきています。
「(周りにかかった人がいないから)大丈夫だろう」
「(これまで外出していたけどかかっていないから)自分はかからない気がする」
と感染者が増えていると言われている所に行ってしまうのも、また、この正常性バイアスがあるからでしょうか。
これまでの前例や経験にとらわれすぎず、その時に見たこと・聞いたことから、冷静な頭で合理的な対処法を考えていきたいものです。

マスクや手指消毒をして ちゃんと対策をしているお店を利用しましょう。

状況が変わっても、冷静に合理的に判断できるようにTVや新聞で正しい情報を得ていきましょう。

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