皆さん、こんにちは。
ようやく、秋めいてきましたね。
日中は暖かくなることもあり、寒暖差を感じます。
体調を崩される方も多いようです。お気をつけください。
減塩指導
検診も終わり、検診結果や療養計画書を使って、減塩指導をすることが増えてきました。
減塩指導をしていると、「薄味にしてる」「そんなに塩分とってないと思う」という声をよくお聞きします。
日本人の1日の平均塩分摂取量は、女性:9.1g 男性:10.8gと言われています。
栄養指導や食品技術の推進、健康志向により減塩は身近になっていますが、まだまだ塩分摂取量は多いのかもしれません。
そこで、今回は「隠れ塩分」についてお話ししていこうと思います。
「薄味にしてる」「塩辛いものは避けてる」と思っていても、知らず知らずのうちに普段食べているものに塩分が含まれていることがあります。
これが「隠れ塩分」です。
例えば、食パン1枚(4枚切り)には1.1g、茹でうどん一人前には0.7g、アップルパイ1切れには1.3gの塩分が含まれています。
この他にも練りワサビなど塩辛くないものに塩分が含まれていているのです。
「隠れ塩分」と減塩対策
1、加工食品や保存の効く食品に注意!
・加工食品や保存の効く食品には、塩分がたくさん含まれています。
塩辛いと感じない物にも塩分が含まれているかもしれないと思いながら、購入時には、パッケージの裏を見て塩分相当、量や塩分含有量を確認しましょう。
加工食品を使用する場合は、加工商品の塩分を利用して調味料を使わないのも良いでしょう。
2、ヘルシーは必ずしも減塩ではない!
・カロリーオフやノンオイルなどの食品は、味を補うために塩分が多めに入っていることがあります。
体に良いと思って摂取しているものが、塩分過剰といなっている可能性もあります。
塩分含有量を確認して選んだり、使う量を調整しましょう。
3、塩辛くない、薄味にしてる=塩分とってないとは言えない!
・味覚は、歳をとると共に衰え、長年の食生活の影響を受けて味に慣れてしまっています。
自らの舌に騙されることなくきちんと塩分量を確認していきましょう。
減塩は難しく大変ですが、日々気にすることが重要です。少しずつ減塩に慣れて、苦痛に感じることなく、減塩できるといいですね。