こうさか日記

フレイルを予防しよう

みなさんこんにちは
ようやく涼しくなってきましたね。ただ、朝晩と日中の寒暖差が激しく、体調を崩される方も多いようです。お気をつけください。

さて、今回は「フレイル予防」についてお話ししたいと思います。

フレイルとは

みなさんは、「フレイル」という言葉聞いたことありますか?
最近ではテレビや雑誌でも取り上げられ、特集されているのを目にします。
当院でも医師やスタッフからフレイルとタンパク質摂取の話を聞いたことがある方もいると思います。

年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した状態のことで、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を指しています。
フレイルには筋力低下などが起きる身体的フレイルだけでなく、「精神・心理的フレイル」、「オーラルフレイル」、「社会的フレイル」などもあります。

加齢と共にタンパク質の合成が遅くなり、タンパク質の摂取量が少なくなると筋肉量が減っていきます。
さらに食事摂取量の低下や運動不足によりどんどん筋肉が落ちていきます。
すると病気でなくても、足腰の筋力が衰えて、歩くのに杖が必要状態になってしまいます。

これが「フレイル」です。

フレイルチェック

  1. 力が弱くなった
  2. 活動量が低下した
  3. 歩く速さが遅くなった
  4. 疲労感を感じるようになった
  5. 体重が減った
※このうち3つ以上の項目があてはまるとフレイル、1~2つでフレイル予備軍です。

要介護にならないよう、フレイルを予防することが大切なのです。

予防するには

では、予防するには何をしたら良いのでしょうか。
具体的な方法を次に挙げます。

1. タンパク質を摂取しよう

肉や魚、卵、大豆製品、乳製品を積極的に摂取しましょう。
スーパーやコンビニにもタンパク質を多く含む食材や食品が取り扱われています。
そういうものを上手に利用するもの良いでしょう。




2. カルシウムとビタミンDも一緒に摂取しよう

タンパク質と一緒に摂ることで、骨や筋肉を維持でき、フレイルの予防に繋がります。
カルシウム:乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、ひじきなど
ビタミンD:さんま、いわし、キクラゲ、干し椎茸

3. 3食バランスよく食べよう

エネルギー不足は、タンパク質が分解され、筋肉量が減少します。
栄養状態を維持するために、様々な栄養素をバランスよく摂取しましょう。

4. どんどん運動しよう

有酸素運動やお散歩、簡単な筋トレや体操をしましょう。

5. 外出や人と接する機会を増やそう

自宅で引きこもることなく、外に出たり人と話をすることで刺激を受けましょう


フレイルは、高齢者だけの問題ではありません。
年齢に関係なく早期からフレイル予防に注目していただき、積極的にタンパク質摂取や運動をしていただければと思います。

健康管理に関してご相談のある方はスタッフにお声かけください。

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